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017:氷上のプリンス羽生くん

ゴールデンタイムのお茶の間。
TVから「プリンスのLet's Go Crazy」というフレーズを聞けるとは誰が想像したでしょうか?フィギュアスケートの羽生結弦選手がプリンスの同曲をショートプログラムに採用したのです。

うちの家内はプリンスファンですが、最近はプリンスから離れており、もっぱらフィギュアスケートにハマッてます。今回の「事件」は、私のプリンスと家内のフィギュアスケートという2つのベクトルが交差するという奇跡でした。最初にそのことを知ったときは、あの羽生君がプリンスの曲で滑ってくれるという嬉しさと同時に、プリンスの曲は扱いにくいのでは?という不安もありました。

このコラムを書くまでに羽生君のショートプログラムを3大会分観ましたが、回を重ねるごとに曲を自分のモノにしていることに驚かされました。最初のころは少し危なっかしさもあったし、照れもあってか思いっきり演技ができていない印象がありました。家内は「ピークを先に合わせてるからこんなものよ」と言ってましたが、その通りでした。さすがスケオタ。
3回目などはスピードもキレも半端無いし、羽生君がどんどんオスの色香をまとっている。いや、もうすばらしいです。プリンスが生きていれば絶対喜んだと思います。ニヤリと口角を上げて、"Yuzu, you're so funky."とかなんとか言ったに違いないんです。

服装や振付もプリンスのことを研究したことが伺える半端無いリスペクトぶり。多くの人が思い浮かべた「プリンスのコスプレスケート」ではなく、確実にプリンスの本質をやっちゃってる。これは本当に凄いことです。
以下は、10月にはじめて披露されたショートプログラムを動画で観たときに速攻で作った比較画像。今では衣装の色が紫に変わっていますが、シーズン途中だろうが何だろうが、変えるときは変える。そのアティチュードもプリンスっぽくて素敵です。

プリンスと羽生選手

プリンスの逝去後は一時的にメディアの露出が多くなりましたが、ファンの多くは複雑な心境だったと思います。しかし、羽生君の演技により多くの人にプリンスを知ってもらえたことは素直に嬉しい。なぜなら彼はプリンスの心を伝えてくれているから。
羽生選手に心からありがとうと伝えたいです。

2016/12/10

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