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The Rainbow Children

The Rainbow Children

虹色の子供たちによる音楽の福音

 

  1. Rainbow Chldren
    低い回転数の声が喋る中、ライブ感のある演奏が始まります。意表をつくジャズな音に、加工された格好いいコーラスが加わります。この「生」な感じ、プリンスの作品では異色の肌触りではないでしょうか。アルバムのトータル・イメージを支配しているように思います。(コンサバなようだけど、新鮮なイメージを持っている)Sexualityからの引用が何気にあったり、随所で気が利いてます。このアルバムの収録曲が全てそうだと思いますが、精神的な歌詞を理解してからでないと魅力は半減すると思います。たとえ、内容がそぐわないとしても。それだけこのアルバムはコンセプチュアルな作品だと思います。

  2. Muse To The Pharaoh
    個人的にタイトルが好きですね。基本は、オーソドックスなバラードです。内容も普通のラブ・ソングかと思いきや。途中から無理矢理(?)真実ネタを絡めてきます。セクシー系から完全脱皮したことを痛感する瞬間。

  3. Digital Garden
    個人的には、このアルバムで最も印象的なナンバー。アフロな演奏をバックに、非常にサイケデリックな展開です。気を抜いたら、別の世界にイッてしまいそうです。「デジタル・ガーデン」とは含蓄のある造語だと思います。寓話的な内容の歌詞は、ある意味難解かもしれませんね。

  4. The Work Pt 1
    このアルバムからの1stシングル。JB等のパイオニア達へのリスペクトを、ストレートに表現しています。安易にも思えますが、こういう能力こそプリンスの醍醐味だと思います。内容も率直なものかと思いきや(また!)この曲までもが、本アルバムのコンセプトにどっぷり漬かったものでした。価値観の違いは否めないですが、非常に前向きではありますね。神に課せられた使命を果すという宣言は、ファンとしては嬉しい気持ちもあったりして。(使命を血迷わなければ…)関係ないけど、パート2とか出てきたら面白いですよね。

  5. Everywhere
    このアルバム全体がそうなんですけど、特に黒い音ですよね。バック・コーラスで踊るシスターズの姿が目に浮かぶよう。まぁ、虹色民族の福音だから当然といえば、当然ですけど。神の恩恵による至福を楽しげに歌っています。ほとんどゴスペルと化している気もしますが。

  6. The Sensual Ever After
    インスト曲。チラッとだけ「福音」が入ってますが。

  7. Mellow
    粘っこいミディアム・バラード。曲調の通り、陶酔に浸ることを歌っています。このアルバムの中では、際立ってセクシー路線ですね。曲間の言葉を聴くと、この言葉には、ラリーの検閲が入らなかったのかな?とか思ったりしてしまいます。(何もこっちまで過敏になる必要ないですけど)「僕だけに許された君の…」という風に、結構フォローも入れてるみたいで。。。

  8. 1+1+1 Is 3
    前曲に引き続く勢いの、セクシー路線。(18禁)を封印したけど、根本的に否定はしてないみたいですね。むしろ、相変わらず大好きで、後付けの理由を取り入れてるみたいな。ファンキーな感じで結構好きです。ところで、歌詞の中でも繰り返されるタイトルは何を意味しているんでしょうね。「3人寄れば文殊の智恵」とかいう訳をビートルズの歌で参照した記憶がありますが…。

  9. Deconstruction
    アルバムを通して続いている物語を「語り部」が語ります。ギターのインストが入ります。セグエですね。

  10. Wedding Feast
    スピリチュアルなイントロから始まって、オペラ風な展開へ。お遊び的な小品ですが、意外性があっていいです。"Sign O' The Times"に見られた、様々な音楽へのオマージュのよう。これもSEGUE。しかし、アルバム全体を通した「絵本」のような色彩に重要な彩りを加えます。

  11. She Loves Me 4 Me
    ここ最近のプリンスのバラードの特徴を備えたバラード。「あと300種類ぐらいのメロディを作ることも出来るけど彼女のためならせいぜい3種類のメロディで充分だな」この歌詞のくだりは、全てを物語っているのでしょうか。。。

  12. Family Name
    機械的なMCが暫く続きます。その内容は非常に真摯なもので、黒人の歴史から「虹色の子供達」に到ります。「勉強会」が終わったら、啓示的にプリンスが歌い始める展開。こういう内容は”Race”なんかでもやってましたが、より啓蒙的になってますね。恐るべしラリー・グラハム。プリンスって、本当に純粋な人なんでしょうね。。。最後のマーチン・ルーサー・キングJrの演説が感動的。

  13. The Everlasting Now
    歓声と共に始まるあたり、It's Gonna Be A Beautiful Nightを連想させるパーティ・ナンバー。アルバム収録曲の中でも結構ファンキーな部類に属します。永遠に続く「今」を得ることは、刹那的な快楽を追うことではありませんでした。このあたりの変化が、同じような曲にしても中身を全然違うものにしているんでしょうね。”NOW"に引き続くライブで大盛り上がりの曲。とにかく皆で跳びましょう。このノリはヤバいくらい楽しいです。永遠に続く今を感じて下さい。

  14. Last December
    全曲の喧騒がまだ冷めぬ中、静かに演奏が入っていきます。サビがゴスペルっぽくて、荘厳な印象を受ける美しいファルセット・バラード。感じ的にはGoldみたいな盛り上げ方ですね。この曲でも、ライブ感のある演奏が目立ちますね。後半がフェード・アウト&イン×2で締めくくられています。歌詞は必見です。宗教的な内容如何に関わらず、純粋に感動的です。
    "Do U feel redeemed?"

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