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The Vault

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ワーナーによる旧友の大売り出し

 

  1. The Rest Of My Life
    ピアノの軽快な演奏に乗って、ピアノマンよろしく歌うプリンス。サビのフレーズに、ちょっと"CHAOS..."のアルバムの香りがあるような気がしますが。(曲のイメージは全然違いますが)
    テンポが良くて、軽い感じの小作品です。弾き語りの合間に、お遊びで演奏しそうなノリという感じ。割と短い曲です。掴みですね。

  2. It's About A Walk
    これまた軽快な曲。何か、立て続けに幸せそうな曲調が続きます。前曲同様、非常にポップで聴きやすいです。ただ、プリンスが演るには、普通すぎるかも。ルーツの一部を垣間見せると同時に、こんな曲もやろうと思えば出来るという。何となくデモンストレーションのようなイメージを受けます。

  3. She Spoke 2 Me
    "GIRL6"にも収録されていた名曲のExtendedです。後半のジャムっぽい展開は、この曲の真骨頂のように思えてなりません。このアルバムのジャズっぽいイメージは、こういう個所で強調されているんでしょうか。"GIRL6"で聴けた同曲よりも、本アルバムの方が確実に全体のイメージに馴染んでます。やっぱり、いい曲です。ていうか、この収録があるということは、”GIRL6"の存在意義がまた1つ薄れてしまうような。

  4. 5 Women
    渋いブルース風の曲。それもそのはず。ジョー・コッカーに提供した曲のセルフ・カバーです。クレジットを見なければ、この曲をプリンスが作ったとは想像できないと思います。まぁ、"The Truth"でも如何なく泥臭い渋さをモノにしたプリンスですが。多才なルーツは、他のアルバムでも充分に認識できるんですが、このアルバムはそれのオンパレードですね。焦点が定まっていないという意地悪い意見は却下するとしても。同じように、様々なジャンルの曲が並んだ”SIGN O' The TimeS"とは別な感触ですね。このアルバムは小奇麗にまとまりすぎているのかもしれません。

  5. When The Lights Go Down
    生の楽器の感触が非常に気持ちいいイントロ。小編成のバンドで、バーで演奏しているようなイメージ。完全インスト曲かと思いきや、ちゃんと歌も入っています。ファルセットでジャムに絡むように展開されます。

  6. My Little Pill
    非常に暗い、というか奇妙な曲。音数の極端に少ない不安定な伴奏に、プリンスの喋りが延々と乗っかる曲。何だか催眠術のような怪しい儀式。時間も短く、これが1つの曲としてリリースされるのが不思議です。やけに印象に残りますけどね。

  7. There Is Lonely
    続いて、悲壮な感じのバラード。個人的には重要度が低いかもしれません。何かが足りないような気がして。。。小ぶりな感じが災いしてるかもしれません。

  8. Old Friends 4 Sale
    本アルバムのサブタイトルになっている曲。タイトルも悲しいんですが、前曲に引き続き悲壮なバラードです。この7と8の並びは、ちょっと珍しいかも。とことん落ち込むという構成になっています。聴き方によっては、カタルシスを得ることが出来るかもしれませんが。

  9. Sarah
    一転して、軽快な曲。小ぶりで軽い、小作品。悪くもなく、特にインパクトもなく。プリンスを聴きたくない人のBGMにはいいかもしれません。無難にまとまってはいるんですけどね。。。

  10. Extraordinary
    得意の、ファルセット・バラード。しかし。綺麗なんですけど、どうも深くハマれないんですよね。。粘っこさも中途半端なような気がするし。決して嫌いじゃないですけど。あまりにもアッサリとアルバムは終演を迎えます。「蔵出し」と銘打っているだけあって、バラバラでコンセプト性に乏しいです。(80年代後期なら、バラバラでもお互いの曲同士が核融合を起こしていましたが)あくまで「オマケ」というのが、このアルバムに対する私の現段階での評価です。聴きこめば変わるかもしれませんが、その気にならないというのが致命的。

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