- I WANNA BE YOUR LOVER
- 1999
- LITTLE RED CORVETTE
- WHEN DOVES CRY
- LET'S GO CRAZY
- PURPLE RAIN
- IWOULDDIE4U
- RASPBERRY BERET
- KISS
- SIGN O' THE TIMES
- U GOT THE LOOK
- ALPHABET ST..
- THIEVES IN THE TEMPLE
- GETT OFF
- CREAM
- DIAMONDS AND PEARLS
- MONEYDON'TMATTER2NIGHT
- WHEN EYE LAY MY HANDS ON U
歌いだしは、非常に美しいファルセット。その後地声に戻って、コーラスとヒネリが多分に入ってくる展開。何か怪しいイメージで印象的ですね。後ろ髪を引っ張られるような粘りのあるコーラスが何とも。これのPVは非常に手抜きっぽいです。髪型も個人的にいただけないw
- JUDAS SMILE
初期に配信されたときは"JUDAS KISS"というタイトルだったんですが、アルバム単位でリリースされたときに"JUDAS SMILE"に変更されていました。ラリー・グラハムからクレームでもきたんですかね?ユダのキスは、裏切りの象徴でもあるので、歌詞が興味深いです。(Iさん情報提供ありがとうございます)曲はタイトルに反して、ファンキーな曲。途中のフックも豊富で飽きさせません。後半のシンセが、初期のプリンスっぽい使い方で感動ものです。この曲の真骨頂は後半ですね。まるで全然違う曲みたいに盛り上がります。
- SUPERCUTE
飛行機が離陸。おもむろに入る歌。これは、歌詞も見てみたいですね。上品にまとまった感じの好ナンバー。サビの哀愁を湛えたコーラスも印象的。邦題は「めっちゃ可愛い」というところでしょうか。
- UNDERNEATH THE CREAM
重ねた声が非常に綺麗で、眠りを誘う安堵感があります。本当に子守唄並に、脳波が安定しそうです。優しさに溢れたバラード。美しくて、柔らかいです。プリンス自身のラップは蛇足だと思いますが…
- SEX ME? SEX ME NOT
どっちやねんといいたくなるタイトル。「セックスする?しないでね」という場面を勝手に想像してしまいます。曲自体は、結構淡々としてますね。
- VAVOOM
ポップな音かなー、と思っていたら。すごい粘っこいプリンスの声で目が覚めました。やはりこうでないと。サビも印象的なコーラス。「バ・バブーム♪」という感じですかね。曲自体は、ハワイで腰振ってそうな感じ。でも、一筋縄ではいかないのです。
- HIGH
ファルセットの具合がかなりファンキー。確か、この曲名でアルバムが一枚作成されていたそうです。それだけに、タイトル曲としてのポテンシャルは持っていると思います。ダンサブルで、贅肉を落とした好ナンバー。まさに、気分がハイになります。曲名もいいですよね。シンプルだけど強烈。
- THE DANCE
後にアルバム"3121"にもアレンジを変えて収録されたという珍しい曲です。結構気に入っていたのかな?私は"3121"収録バージョンを先に聴いた口なんですが、こちらのバージョンの方が随分軽妙なので驚きました。これは、両方押さえておきたいかもしれませんね。どっちが好きと聞かれれば、私はこちらのバージョンかなぁ。。。
- GAMILAH
ギター中心のインストナンバーです。サックスも相まって、AOR的な和みの雰囲気へと。良いんですが、あまりにも普通すぎて逆に違和感が。。
余談ですが、後にプリンスの奥さんのサイト(会社)名にもなっていました。"GAMILAH"ってどういう意味なんでしょう。
- U MAKE MY SUNSHINE
アンジー・ストーンとデュエットしています。非常にオーソドックスなバラード。多少粘りもあるんですが、すぐに糸が切れるような。そんな印象を受けました。
- SILICON
「屠殺場へようこそ」で始まる、冷たい感触の曲。
初期に配信されたときには、「なんで屠殺場?」と思っていましたが、最初からこのアルバムの1曲目として作成されていたのかもしれませんね。それにしても、は歌詞が分からないのが、結構辛いです。。。曲は"SLAVE"みたいな感じで淡々としています。もっと冷たいですが。
- S & M GROOVE
もともとのタイトルは"SADMASOHISTIC GROOVE"(!)曲はNPG風のファンクチューン。何となくですが、"D&P"~"LOVE SYMBOL"の頃っぽいような(根拠はなし)プリンスが声を加工してバンドを煽ります。イメージとしては、例の鎖付きの帽子を被って歩き回ってる感じですかね。
- Y SHOULD EYE DO THAT WHEN EYE DAN DO THIS?
非常に長いタイトルです。しかし、これは美味しい。個人的には、NPGMCの目玉の1つです。クレジットの詳細は知らないんですが、明らかに蔵出しっぽい。あまりブートとかを聴かない私なので、既に知られた音源かは不明ですが。例のウマヘタラップでダンサブルに突っ走ります。ホーンもブリブリ、いい感じです。「ブーシャカラカ、ブーン♪」とか言ってます、多分。お馴染みのフレーズのような。
- GOLDEN PARACHUTE
スローな曲。まったりと展開されます。金のパラシュート。純金だったら落ちそうです。あまり聴きこんでないですが、今のところ重要度が低いです。
- HYPOPARADISE
得意の造語がプリンスらしくて好きです。ファルセットで歌われるミディアム・テンポの曲。結構キャッチーな感じです。
- PROPS `N' POUNDS
ふざけた感じの、可愛い曲です。個人的には退屈かもしれません。もっと聞き込まないと駄目かな。
- NORTH SIDE
典型的なNPG風の曲。悪くはないんですが、、、結構食傷気味かもしれません。聴きこんでないので、何とも言えませんが。
- PEACE
その名も”PEACE”です!曲は、いかにもNPG風といった感じ。しまいには、ラリー・グラハムも参加して皆でブリブリ盛り上げます。平和を謳ってる人は皆格好いいんです。このメッセージソングは特に元気が出ます。
- 2045:RADICAL MAN
もとはスパイク・リーの映画"BAMBOOZLED"にも提供された曲。カミール・ボイスも織り交ぜた、目茶苦茶ファンキーなナンバー。歌詞は結構辛らつというか、ブラック・カルチャーに根ざしたアゲインスト・ソングといった趣ですね。かなり格好良いですよ。
- THE DAISY CHAIN
プリンスお得意の、イントロシャウトが印象的。恐らく、プリンスが結構力を入れた曲ではないでしょうか。さしずめ、NPGMC全体のシングル候補曲といったところ<勝手に推測
ちゃんとPVも作ってますしね。(バスケをするプリンス、ラストは…)途中のMCは個人的には好みじゃないです。今までの、どのラッパーとも違ってて新鮮ですが。。。グルーブ重視のファンキーな曲です。結構長くて、展開は楽しめます。
- RAINBOW CHILDREN
低い回転数の声が喋る中、ライブ感のある演奏が始まります。意表をつくジャズな音に、加工された格好いいコーラスが加わります。この「生」な感じ、プリンスの作品では異色の肌触りではないでしょうか。アルバムのトータル・イメージを支配しているように思います。(コンサバなようだけど、新鮮なイメージを持っている)SEXUALITYからの引用が何気にあったり、随所で気が利いてます。このアルバムの収録曲が全てそうだと思いますが、精神的な歌詞を理解してからでないと魅力は半減すると思います。たとえ、内容がそぐわないとしても。それだけこのアルバムはコンセプチュアルな作品だと思います。
- MUSE TO THE PHARAOH
個人的にタイトルが好きですね。基本は、オーソドックスなバラードです。内容も普通のラブ・ソングかと思いきや。途中から無理矢理(?)真実ネタを絡めてきます。セクシー系から完全脱皮したことを痛感する瞬間。
- DIGITAL GARDEN
個人的には、このアルバムで最も印象的なナンバー。アフロな演奏をバックに、非常にサイケデリックな展開です。気を抜いたら、別の世界にイッてしまいそうです。「デジタル・ガーデン」とは含蓄のある造語だと思います。寓話的な内容の歌詞は、ある意味難解かもしれませんね。
- THEWORKPt1
このアルバムからの1stシングル。JB等のパイオニア達へのリスペクトを、ストレートに表現しています。安易にも思えますが、こういう能力こそプリンスの醍醐味だと思います。内容も率直なものかと思いきや(また!)この曲までもが、本アルバムのコンセプトにどっぷり漬かったものでした。価値観の違いは否めないですが、非常に前向きではありますね。神に課せられた使命を果すという宣言は、ファンとしては嬉しい気持ちもあったりして。(使命を血迷わなければ…)関係ないけど、パート2とか出てきたら面白いですよね。
- EVERYWHERE
このアルバム全体がそうなんですけど、特に黒い音ですよね。バック・コーラスで踊るシスターズの姿が目に浮かぶよう。まぁ、虹色民族の福音だから当然といえば、当然ですけど。神の恩恵による至福を楽しげに歌っています。ほとんどゴスペルと化している気もしますが。
- THE SENSUAL EVER AFTER
インスト曲。チラッとだけ「福音」が入ってますが。
- MELLOW
粘っこいミディアム・バラード。曲調の通り、陶酔に浸ることを歌っています。このアルバムの中では、際立ってセクシー路線ですね。曲間の言葉を聴くと、この言葉には、ラリーの検閲が入らなかったのかな?とか思ったりしてしまいます。(何もこっちまで過敏になる必要ないですけど)「僕だけに許された君の…」という風に、結構フォローも入れてるみたいで。。。
- 1+1+1 IS 3
前曲に引き続く勢いの、セクシー路線。(18禁)を封印したけど、根本的に否定はしてないみたいですね。むしろ、相変わらず大好きで、後付けの理由を取り入れてるみたいな。ファンキーな感じで結構好きです。ところで、歌詞の中でも繰り返されるタイトルは何を意味しているんでしょうね。「3人寄れば文殊の智恵」とかいう訳をビートルズの歌で参照した記憶がありますが…
- DECONSTRUCTION
アルバムを通して続いている物語を「語り部」が語ります。ギターのインストが入ります。セグエですね。
- WEDDING FEAST
スピリチュアルなイントロから始まって、オペラ風な展開へ。お遊び的な小品ですが、意外性があっていいです。SIGNO'THETIMESに見られた、様々な音楽へのオマージュのよう。これもSEGUE。しかし、アルバム全体を通した「絵本」のような色彩に重要な彩りを加えます。
- SHELOVESME4ME
ここ最近のプリンスのバラードの特徴を備えたバラード。「あと300種類ぐらいのメロディを作ることも出来るけど彼女のためならせいぜい3種類のメロディで充分だな」この歌詞のくだりは、全てを物語っているのでしょうか。。。
- FAMILY NAME
機械的なMCが暫く続きます。その内容は非常に真摯なもので、黒人の歴史から「虹色の子供達」に到ります。「勉強会」が終わったら、啓示的にプリンスが歌い始める展開。こういう内容は”RACE”なんかでもやってましたが、より啓蒙的になってますね。恐るべしラリー・グラハム。プリンスって、本当に純粋な人なんでしょうね。。。最後のマーチン・ルーサー・キングJrの演説が感動的。
- THE EVERLASTING NOW
歓声と共に始まるあたり、IT'SGONNABEABEAUTIFULNIGHTを連想させるパーティ・ナンバー。アルバム収録曲の中でも結構ファンキーな部類に属します。永遠に続く「今」を得ることは、刹那的な快楽を追うことではありませんでした。このあたりの変化が、同じような曲にしても中身を全然違うものにしているんでしょうね。”NOW"に引き続くライブで大盛り上がりの曲。とにかく皆で跳びましょう。このノリはヤバいくらい楽しいです。永遠に続く今を感じて下さい。
- LAST DECEMBER
全曲の喧騒がまだ冷めぬ中、静かに演奏が入っていきます。サビがゴスペルっぽくて、荘厳な印象を受ける美しいファルセット・バラード。感じ的にはGOLDみたいな盛り上げ方ですね。この曲でも、ライブ感のある演奏が目立ちますね。後半がフェード・アウト&イン×2で締めくくられています。歌詞は必見です。宗教的な内容如何に関わらず、純粋に感動的です。
"Do U feel redeemed?"
- ONE NITE ALONE...
悲壮なイントロで幕を開け、美しいピアノの旋律が入ります。語り口調とファルセットが交互に替わっていくという珍しい構成のバラード。その抑揚が妖しいぐらいに綺麗で心を奪われます。聴きどころは随所ですが、ピアノのソロパートは堪能できます。ペダルを踏む音(?)まで聞こえて臨場感あり。
- U'RE GONNA C ME
とても美しいピアノの旋律。やはりプリンスのファルセット・バラードは素晴らしい。特にピアノとの相性は恐ろしいぐらいの耽美。"HOWCOMEUDON'TCALLMEANYMORE"等と比べると、幾分アクが抜けてます。普通に綺麗なので、一般の方(?)にも拒否反応が出ないのでは。
- HERE ON
EARTH
プリンスの囁きが瞼と瞼を惹き合わせていきます。ゆっくりと目を閉じた頃、ようやくファルセットで歌い始めます。優しくて安堵感のある、子守唄のようなバラード。韻も心地良く、本当に眠りに誘われそうです。決して退屈で眠くなるんではありませんよ。
- A CASE OF U
ジョニ・ミッチェルの名曲のカバーです。ジャケットの記載によれば、プリンスの父親の思い出に捧げられているそうです。プリンスがジョニを好きであることは以前から知られていましたが、最近は素直にカバーしてリリースまでするようになりましたね。ピアノの弾き語りで、非常に美しい仕上がりになっています。原曲はギターで爽やかに演奏していますが、プリンスの方はより慎重なバラードになってます。なおかつファルセットで歌っているので非常に美しいです。元ネタも好きですが、プリンスバージョンも秀逸。
- HAVE A HEART
幾分性急な感じの曲。曲調からは悲劇的な印象を受けますね。短い曲ですが、印象に残ります。
- OBJECTS IN THE MIRROR
このアルバムは全体的にアッサリしてるんですが、この曲は割と粘着系ですね。というより、プリンスが得意とする典型的なファルセット・バラード。粘っこいのが好きな人にはたまりません。後半で何故か、前曲のフレーズが繰り返されます。別々の曲名で登録されていますが、この辺はメドレー繋がりなんでしょうね。一瞬リコーダーみたいなモノでも前曲のフレーズを演奏してますが、何の楽器でしょう。
- AVALANCHE
完全に前曲と繋がっています。プリンスのボーカルは、幾分熱を帯びてきます。やはり、このしつこさが嬉しいところ。5から7のピアノメドレーっぽい繋がりは、下手するとお腹一杯になるかも。あんまりしつこいバラードが好きじゃない人はアッサリと聞き流しましょう。個人的には永遠に歌いつづけて欲しいぐらいですが。
- PEARLSB4THESWINE
いきなり「豚に真珠」とは辛辣な。かと思いきや、気分はまるでリゾート。南国のビーチで聴きたいぐらい爽やかな曲です。比較的明るい曲調ですが、プリンスのボーカルは抑え気味に思えます。ラストは割と淡白に終わってしまいます。5~7で散々攻めて、8,9で骨休め。そしてインストで〆るという目論見ですね。きっと。
- YOUNG and BEAUTIFUL
オリエンタルなイントロは、かなり新鮮。音はピアノですが、もろイースタンアジアな旋律です。今まで色んなスタイルに手を出してきたプリンスですが、こっちの方は意外と未開拓だったようですね。ていうか、コレは分かってやっているのか偶然なのか。何となくですが、DAVIDBOWIEの"CHINA GIRL"を思い出します。前曲に引き続き、明るい曲調です。これまた一瞬で終わります。殆ど余興ですね。
- ARBORETUM
完全にインスト曲。イージーリスニングみたいですが、非常にリラックスできます。気分が清々しくなるアルバムのラストにはうってつけ。
DISC1
- RAINBOW CHILDREN
- MUSE2THEPHARAOH
- XENOPHOBIA
- EXTRAORDINARY
- MELLOW
- 1+1+1is3
- THE OTHER SIDE OF THE PILLOW
- STRANGE RELATIONSHIP
- WHEN U WERE MINE
- AVALANCHE
DISC2
- FAMILY NAME
- TAKE ME WITH U
- RASPBERRY BERET
- EVERLASTING NOW
- ONE NITE ALONE...
- ADORE
- I WANNA B UR LOVER
- DO ME, BABY
- CONDITION OF THE HEART (INTERLUDE)
- DIAMONDS AND PEARLS
- THE BEAUTIFUL ONES
- NOTHINGCOMPARES2U
- FREE
- STARFISH AND COFFEE
- SOMETIMES IT SNOWS IN APRIL
- HOW COME U DON'T CALL ME ANYMORE
- ANNA STESIA
ONE NITE ALONE...THE AFTER SHOW: IT AIN'T OVER!
- JOY IN REPETITION
- WE DO THIS
- MEDLEY: JUST FRIENDS (SUNNY)/IF YOU WANT ME TO STAY
- 2NIGSUNITED4WESTCOMPTON
- ALPHABET STREET
- PEACH (EXTENDED JAM)
- DOROTHY PARKER
- GIRLS AND BOYS
- THE EVER LASTING NOW (VAMP)
- XHALATION
- XCOGITATE
- XEMPLIFY
- XPECTATION
- XOTICA
- XOGENOUS
- XPAND
- XOSPHERE
- XPEDITION
- COPENHAGEN
- NAGOYA
- OSAKA
- TOKYO
- EMPTY ROOM
- NORTH
- EAST
- WEST
- SOUTH
- MUSICOLOGY
うぅう~♪という、殿下お得意の奇声で始まるタイトル・ナンバー。割とスタンダードな作りという印象を受けます。特にアップテンポでもないんですが、妙なグルーブがあって、ジワジワと癖になる感じでしょうか。かなり黒い音ですね。一聴した時は印象が薄かったんですが、聴きこむほどに新たなスタンダード的な味が出てくる曲かもです。プロモで見られるように、原点回帰というか、オールドスクールに対するアンセムみたいな感じも。曲の中でJBやE,W&FやSLYのことを歌っているなど、先人に対するリスペクトを隠すことなく表現したものと思っていいみたいですね。Good God!
- ILLUSION, COMA, PIMP&CIRCUMSTANCE
非常に耳馴染みの良いバックトラックに乗せて、抑揚のあるプリンスのボーカルが流れます。微妙なライムが交互に挿入されている感じですね。個人的には、これ好きです。何となくプリンスっぽくないような気がしたんですが、やけに耳に残りクセになります。歌詞の内容はかなりダークな類のもの。これまでのプリンスと違うことは、明らかに批判を主として歌にしているということでしょうか。個人的にはプリンスが舌足らずに"Money, money."っていうパートがかなりツボ。
- A MILLION DAYS
「君がいなくなってから数時間しか経っていないのに、まるで100万日経ったようだ」 "I HATE U."路線の情けな哀愁系の歌詞が、かなりプリンス節炸裂で好み。やはりプリの歌はこうでないと。曲調は近年のプリによく見られる仰々しいドラマティックな雰囲気ですね。盛り上がり方とかが、かなりベタな感じなんですが、個人的には好きなのでアリかなと。コーラスとかギターなんかは、本当に最近のプリの特徴が顕著です。でもまぁ、抑え気味といえども、ちゃんとクライマックスでは熱暴走するし、至れりつくせりとはこのこと。
- LIFE `O' THE PARTY
出だしからして渋い。これは中々ファンキーで格好いい曲です。サビ歌ってるのはロンダかな?サビを完全に預けるあたり、もうライブの為に作った曲としか思えない程ライブ向きだと思うんですが、、、このスタジオテイクも悪くないけど、是非ライブで聴いてみたいです。"DAYSO'WILD"みたいなフリがあると、さらに盛り上がりそう。
- CALL MY NAME
ファルセットと地声が混じる超甘バラード。このアルバムは割とサービス精神旺盛というか、ファンが望むところはキチッと押さえてくれているように思います。フォロワーを沢山輩出したプリの本領発揮というところでしょうか。ソウルフルです。
- CINNAMON GIRL
プリンスにしては異色の肌触りかもしれません。最近のプリっぽいサビよりはむしろ、2メロのくだりなんかが割とツボだったり。でも、本当にポップです。ここまで思いっきりキャッチーな曲は最近では珍しいかもしれませんね。でも、歌詞は反戦の内容だったり。そのギャップがまた、たまりません。
- WHATDOUWANTME2DO?
割と早くからお披露目されていた曲。非常にまったりとしています。音が"SIGN `O' THE TIMES"の頃に近いということで話題になりました。雰囲気を例えるなら"DOROTHY PARKER"を干して煮たような感じでしょうか?過去の秘蔵音源からの引っ張りなのか、新たに作った自己カバー的な新作なのかは分かりません。サビの不思議な抑揚を持ったリフレインが何ともドラッギー。朦朧とします。
- THE MARRYING KIND
これまた近年プリの特徴を持った曲。ミディアム・テンポの曲なんですが、味付けが本当に近年プリ(他に言い方ないのか)なんですよね。まぁ、当たり前といえば当たり前なんですけど。でも、耳馴染みの良い味付けがされている所為か、この曲も割と聴きやすい感じではありますよね。
- IF EYE WAS THE MAN IN UR LIFE
うーん。これまた聴きやすい感じです。特に感想を書こうとすると難しいのですが。。嫌いじゃないんですけどね。もっと聴きこもうと思います。
- ON THE COUCH
今作で最もメロウなナンバー。ピアノで弾き語りをする姿が目に浮かびそう。スローでジャジーな曲。ファルセットで歌います。8~10の流れは、曲の出来が秀逸な割には、割と平均的というか、それほど印象には残らないんですよね。申し分は無いんですけどね。BGM的というか。
- DEARMR.MAN
ミステリアスなイントロから、哀愁漂うメロディが走ります。淡々と歌われるミディアム・テンポのナンバー。全編通して非常にアダルトな雰囲気が。哀愁系が特に好きな私としては勿論ツボな曲なわけなのです。歌詞の内容は思いっきり某大統領のことを歌っているようです。反戦ソングは、これまでのプリンスでも見られたものですが、ここまで直接的なのは珍しいですよね。しかし、平和を謳うプリンスはいつも凛々しい。押さえた曲調には、哀しみの淵で煮えたぎる静かな憤りを表現しているよう。
- REFLECTION
かなり早くからお披露目されていた曲。ファルセットで歌われるミディアム・テンポのナンバー。眠気を誘う、優しい曲。歌詞の内容も、回想について歌っていて、とても柔らかい肌触りです。この曲は歌詞を見るまではイマイチだったんですが、今ではかなり大好きです。
- 3121
この音を聴いた瞬間、多くのプリンスマニアは興奮したことと思います。ベースが強調されたネットリ・トラックにカミールっぽい声が乗り、ファンキーなシンセが絡む。これはまさしく、変態ファンク!もう聴けないと思っていた、「プリンス全盛期の音」がここにあります。しかも、単なる昔の録音の蔵出しではなく、タイトルから察するに新曲(または作り直し)と思われます。強烈なタイトル曲です。"Prince is back!"なんて陳腐な言い回しは決して使いたくないですけど、思わず口にしちゃいそうなぐらい嬉しいのです。
今作において、個人的には"THE RAINBOW CHILDREN"の一曲目に匹敵するファースト・インパクトでした。ナイス・タイトル曲!
- LOLITA
久々に際どいタイトルに期待は高まります。やけに明るい曲調は、シンセの音色とも相俟って、どこか懐かしい雰囲気。そう、これまた「あの時代のプリンス」が作りそうな曲なのです。曲間に挿入されたコール&レスポンスは、もうそのまんまです。ここまで、あからさまなのはどうかとも思いますが、この気持ち良さには抗えません。「体で聴く」という感覚を久々に味わいました。ところで、これってアウトテイクで存在した曲なんでしょうかね?新曲だとしたら、痒いところを掻いてくれたプリンスに感謝です。
しかし、この出だしの2連発は強力です。苦節10云年…のマニアなプリンスファンは垂涎ではないでしょうか?これで文句言う人は、プリンスの新曲を一切聴かない方がいいですね。
- TE AMO CORAZÓN
早くからお披露目されていた1stシングル。しっとりと落ち着いた、ラテン風味のバラード。よりによって、こんなアダルトな曲を一発目にリリースしたプリンス。皆を驚かせようとした魂胆が見え隠れして、お茶目です。あまりにも凡百のバラードっぽいということで、一部では非常に評価が悪かった曲ですが、私は大好きです。アルバムの流れの中で聴くと、より一層箸休め的な感じで良いです。逆に、1,2曲目のような狙い目の曲ばかりで構成されているのはプリンスらしくないと思うのですよ。
- BLACK SWEAT
私を悶え死にさせる気でしょうか?レビューを書くというのに、この曲は言葉を失わせてくれます。解説とか読んでる場合じゃないです。自分で聴いて踊ってください。既にシングルとして発表済みのハイテンションのエレクトリック・ファンクですが、アルバムの流れで聴くと感動もひとしお。特に前曲とのギャップが良い効果を生み出しています。文句は何もありません。とにかく格好良いです。これまた全盛期のプリンスが得意とした、最小限の音のファンクネス。ファンキー、エレクトリック、ミニマル、エロティック、、、色んな形容が思い浮かんでは消え、言葉の意味は希薄になっていきます。
- INCENSE AND CANDLES
イントロを聴いた瞬間に、凄まじい違和感に襲われました。(次の瞬間、それは何ともいえない心地よさに変わりましたが。)何が違うのかというと、まるでR&Bチャートで流れているような音なのです。それも文句無しに上位で流れているクォリティに匹敵します。時代の鼻先を捉えて、そこに音楽を放り込んだ、そんなイメージを受けました。一緒にボーカルをとっているティマーとの相性もバッチリで、非常にお洒落なナンバーになっております。(お香とキャンドルっていうタイトルもお洒落極まりない。)また、この曲を聴くと、プリンスが自分の声を良く生かしていると思います。ボコーダーか何かを通して、声を変えているところが特にセクシー。
- LOVE
リズムとシンセの変態的な交わり。そこに淡々と乗っていくプリンスのボーカルと、ティマーのバック。かなり気持ち良い、中毒的なポテンシャルを持った曲です。アルバムを最初から聴いていると、この辺で感極まって「グフフ」とか独り言を漏らしてしまいます。ここでもティマーがバックを務めています。レボリューションの頃を彷彿とさせる化学反応ですね。終盤のフックでは、レトロ・フューチャーな音をファンキーに料理していて、とても格好良いです。
- SATISFIED
王道の香り漂う、ソウルフルなバラードです。例えて言うなら"SLOW LOVE"あたりのベタさでしょうか?(この曲はファルセットで歌ってますが。)まるで、誰か別のアーティストの曲をカバーしているような。プリンスのファルセット・バラードですから、悪いわけはないんですが、あまりの王道さに面食らうかもしれません。しかしエロい曲です。宗教的にはオッケーだったのかな?
とか言ってるうちに、あっという間に終わります。短い。
- FURY
これ以上ベタなリフは無い、そう思えるほどのベタなシンセ・リフに乗り、若干抑制されたプリンスのボーカルが流れます。典型的なロック・ナンバーなんですが、すごく控えめに作っている印象を受けます。SNLでのライブ演奏を聴いたときは、かなり良い感じだったのですが、スタジオ版は大人しく聴こえますね。もう少し音数を増やしてもいいと思うんですけどね。この辺、「スタジオ版は地味だけどライブ映えする曲」に認定でしょうか。しかし、よくここまでベタな曲を作ったものです(笑)
- THE WORD
プリンスとしては、異色の作風。ロック/フォーク畑のシンガーが歌っても違和感の無い、淡々としたメッセージ・ソング。これが非常に格好良いのです。弾き語りがベースなんですが、ホーンとギターを上手い具合に絡めて盛り上げてくれます。"Getup. Come on, let's do something."というくだりは個人的にツボのど真ん中。新たなプリンスのアンセムとして文句無い曲です。
最後の終わり方は格好よすぎて、思わずチビりました(7cc)。因みに、ヘッドフォンでこの曲を聴きながら街を颯爽と歩けば、映画かドラマの主人公気分を味わえます。ぜひやってみましょう。
- BEAUTIFUL, LOVED AND BLESSED
メインボーカルはプリンスのお気に入りっ子ティマー。今作では全面的にバック・ボーカルを務めているようですが、これは彼女が主役。ティマーのアルバムにも同じ曲が収録されるそうです。このパターンって、かなり異色ですよね?今までのプリンスなら、後からセルフ・カバーすることはあっても、同時に収録ということはなかったような気がします。(しかも自分のアルバムのほうを先にリリース…)その辺、少し戦略的な香りがしますが、さしずめ大成功といったところでしょうか。非常に洗練されたコンテンポラリーなR&Bバラードに仕上がっています。歌詞も素敵で、プリンスの優しさが出ています。ティマーのことを可愛がっているんでしょうねぇ。文句無しに名曲です。R&Bの歴史に残るバラードの1つに加わったのではないでしょうか。プリンスのアクは殆どありませんが、後半でちゃっかりプリンスが前に出ています。
- THEDANCE
NPGMC配信の"CHOCOLATE INVASION"に収録されていた曲(若干手が加えられているそうです)が、再びお目見えです。実は、この曲未聴だったので今作が初体験。タイトルから想像していたものとは全然異なっていたので面白かったです。非常に内省的なナンバー。多少大仰な雰囲気がありますが、暗く悲しい感じが良いです。ピアノとハンドクラップがやけに印象的ですね。後半のシャウトで再び失禁。
- GETONTHEBOAT
「ア゛ッ!」とシャウトしたかと思えば、スカばりに出だしからホーンがブンブン鳴ってます。これは格好良い!歌詞の内容は、ノアの箱舟っぽい感じでしょうか。「あと100人は乗れる」っていうメッセージと、この曲の持つ性急&ポジティブなイメージがピッタリです。極めて宗教的な曲なのに、それを感じさせないサバサバ感が気持ちいいですね。全曲がラストとすれば、この曲はアンコールでのジャムといった印象。早くライブで聴きたいものです。
ボートに乗り込んだ我々とプリンスは、新しい陸地を目指して出航するのでした。次回作、もしくは"3121"で会いましょう…
DISC ONE
- I WANNA BE YOUR LOVER
- UPTOWN
- CONTROVERSY
- 1999
- DELIRIOUS
- WHEN DOVES CRY
- I WOULD DIE 4 U
- PURPLE RAIN
- SIGN O' THE TIMES
- I COULD NEVER TAKE THE PLACE OF YOUR MAN
- ALPHABET ST.
- DIAMONDS AND PEARLS
- GETT OFF
- MONEY DON'T MATTER 2NIGHT
- 17
- NOTHING COMPARES 2 U
- MY NAME IS PRINCE
DISC TWO
- LET'S GO CRAZY (SPECIAL DANCE MIX)
- LITTLE RED CORVETTE (DANCE REMIX)
- LET'S WORK (DANCE REMIX)
- POP LIFE (FRESH DANCE MIX)
- SHE'SALWAYSINMYHAIR(12"Ver.)
- RASPBERRYBERET(12"Ver.)
- KISS (EXTENDED Ver.)
- U GOT THE LOOK (LONG LOOK)
- HOT THING (EXTENDED REMIX)
- THIEVES IN THE TEMPLE (REMIX)
- CREAM(N.P.G.MIX)
- PLANET EARTH
静かに始まるピアノのイントロが印象的な、タイトル曲。段々と盛り上がっていく仰々しい展開は想像通りですが、もう一捻り欲しいところ。 ドラマティックな曲は嫌いじゃないですが、ちょっとピンとこないかもです。
- GUITAR
3121.comでのダウンロードや、海外携帯キャリアでの無料配信など、早くからお目見えしていた1stシングル。こんなストレートでいいの?と思うほどストレート。今作で最もハードな曲(!)がこれです。「君を愛しているけど、僕のギターほどじゃない」という歌詞は、2度の離婚を 体験したプリンスの揺ぎ無い 確信なのかな?と邪推してしまいます。結局プリンスは、音楽の女神と結婚しているんでしょうねぇ。
- SOMEWHERE HERE ON EARTH
ジャジーに歌われるファルセット・バラード。数あるプリンスのバラードの中でも、「しっぽり具合」では、かなり上位にランクインすると思います。ムーディーな夜にぜひ。ただし、恋人とではなく、独りで聴いてください。 そうすれば、プリンスとの蜜月を堪能できるでしょう(多分)。
不特定多数の女性、つまりファンに向けたと思われる歌詞は、あまりにサービス心が旺盛。ライブで歌われたら、女性は失神しちゃいそう。
- THE ONE U WANNA C
なんともポップな曲です。
出かけるときに聴くといいかもです。今のところ重要度は低いかな…
- FUTURE BABY MAMA
今作のハイライトにして、2発目のファルセット・バラード。期待していたファンクは肩透かしでしたが、バラードは充実してますね。湿った演奏に合わせて、プリンスのファルセットが素晴らしく冴え渡ります。ソファに横たわり、音に身を任せると、体と心が溶かされるようです。もし、プリンスのバラード集を作るなら、この曲は絶対に入れたいのです。
余談ですが、歌詞にある「シンデレラは時間の無駄だった。彼女はすぐに出て行った。」というくだりは、もしやマニを揶揄したもの??と思って一人興奮しました。下世話な下衆です、ハイ。
- MR. GOODNIGHT
これまた「大人」な音。
そして、久々にプリンスのうま下手ラップが聴けます!個人的には大好きなので、嬉しい限り。こんなスローなテンポの曲でラップをメインにしてくるのは珍しいですが、結構ハマってます。
- ALL THE MIDNIGHT IN THE WORLD
あっという間に終わってしまう爽やかな曲。
本当に爽やかです。3121のタイトル曲が熱帯雨林だとすると、この曲は夏休みに訪れたい長野県の霧ヶ峰というイメージです(どんな例えだ)。
好作ですが、印象には残りにくいかな?
- CHELSEA RODGERS
あえてこう表現しますが、あまりにも王道のオールド・スタイル・ディスコ・チューン。良くも悪くも、これはショック。今までプリンスを聴いてきた人が、この曲を聴くと、あまりの吹っ切れ具合にビックリするのではないでしょうか?メイン・ボーカルはシェルビーの模様。単純に体が動くので、「プリンスらしさ」とかを抜きにすれば楽しめます。というか、逆に今の世代には新鮮で、受けが良かったりして?
ちなみに、CHELSEA RODGERSは、プリンス絡みのモデルさんみたいですね。3121香水とともに、えらい宣伝してますw ぜひ有名になっていただきたい。この曲は、さしずめ彼女のテーマ曲といった趣向でしょうか。それなら納得。
- LION OF JUDAH
タイトルから察することができますが、非常に宗教的な歌詞です。「ユダのライオンのように、敵を倒していく。」というくだりは、ちょっと聖書アレルギーの人にはキツいかも。
サビの作りなどは、"CINNAMON GIRL"を彷彿とさせます。焼き直しとは言えないけど、明らかに同じ路線。そんなに掘り下げるところじゃないと思うんですが、どうなんでしょう。。
- RESOLUTION
ラスト曲とは思えない軽い曲調です。プリンス史上、もっともアッサリしたラスト曲かもしれません(笑)内容は、とてもポジティブで外向きな感じ。 元気が出る素敵な曲です。このアルバムに収録されている幾つかの曲と同様、これまでのプリンスに無い爽やかさを醸し出しています。今作で(一時的に?)バンドに舞い戻った、ウェンディ&リサの影響だとすると、由々しき影響力です。
歌詞に目を向けると、世界の様々な問題を「解決」しようというメッセージソング。タイトル曲と1曲目とのサンドイッチ効果で、本アルバムが伝えたい内容を一貫したものにしようという目論見でしょうか。
INDIGO NIGHTS / LIVE SESSIONS CD
- 3121 (D.M.S.R.)
- GIRLS AND BOYS
- SONG OF THE HEART
- DELIRIOUS
- JUST LIKE U (monologue)
- SATISFIED
- BEGGIN' WOMAN BLUES
- ROCK STEADY
- WHOLE LOTTA LOVE
- ALPHABET STREET
- INDIGO NIGHTS
- MISTY BLUE
- BABY LOVE
- THE ONE
- ALL THE CRITICS LOVE U IN LONDON
- FROM THE LOTUS...
同名公式サイトで流れていたような、不安と期待を煽るようなインストです。プリンスが言うところの「ギャラクシー」への導入としてはいいんじゃないでしょうか。大作志向というか、仰々しい感じも多少あります。 中盤からはこのアルバムの要となるギターがふんだんに披露されます。
- BOOM
全曲から滑り込むように、浮遊感のあるファルセット・ボーカルが続きます。スペーシーな雰囲気が心地よいですね。昼でもなく、夜でもない、まさに異次元な雰囲気が何とも言えません。ボーカル→ギターという繰り返しで構成されています。途中のギター・パートでは小さな独り言のような音がバックで流れているのですが、スキャットでなければ、プリンスのことだから何か意味のあることを喋っているんだと思いますが…。気になります。
- CRIMSON AND CLOVER
カバー曲。オリジナルはトミージェイムス&ザ・シャンダルズですが、多くのアーティストにカバーされています。
超美麗なPVも印象的でしたが、耽美的に歌い上げています。ちょっとネットリした感じが雰囲気あって、好カバーじゃないでしょうか。
(THE MORNING AFTER)
DL版のみ「CRIMSON AND CLOVER」の代わりに収録されていた曲です。前曲から一転、やけに軽快な曲調。前作「PLANET EARTH」(以下PE)直系の作風ですね。爽やかでキュートな曲です。その曲調に反して、内容はプリンスお得意の「女々ソング」。とても短い曲です。個人的には、女性シンガーなどに提供した方が生きるかなーと思いました。
- 4EVER
これまたPE系(というか、ミレニアム以降?)の香りがする曲ですね。歌詞が重要だと思うのですが、訳が無いので正確な意味がつかめず…。
刹那の悦楽ではなく永遠に続くものに価値を見出しているような雰囲気はなんとなく分かるのですが。NEW WORLDって何のことでしょう?もしかして宗教的な世界観を歌っているんでしょうか。「たった1日(の今日)より100万回やってくる明日の方が良いだろ」
- COLONIZED MIND
割と重めのメッセージソング。抑え気味にしたボーカル・ワークが効果的。
タイトルと出だしの1節で、プリンスの伝えたいことは察することができます。アップロードとダウンロードに見立てたのは、単なるインターネットの話だけではなく社会の構造批判とも取れます。様々な悪が社会というサーバにアップロードされていき、サーバからは様々な弊害がダウンロードされていく…。
そして、最終的には神が必要だと言ってます(やっぱそれかい!)。 - FEEL GOOD, FEEL BETTER, FEEL WONDERFUL
かなり以前、オフィシャルサイトでデモ・バージョン(?)が公開されていたので、ファンにはよく知られていた曲です。あのままお蔵入りするのかと思いきや、このタイミングでリリースするとは予想外でした。ライブでやると盛り上がりそうな、ファンキーな曲。後半、盛り上がっていく様子がゾクゾクします。やっぱり私はあの奇声が大好きなのです。
結構辛らつなことを歌っているようです(和訳が欲しい…)。最後の方の一節で"What the fuck"のFワードが自主的に消されているのが面白いですね。自ら消すんなら歌わなきゃいいのに(笑)。でも、こういうのちょっと嬉しいです。少し解禁?みたいな感じで。
- LOVE LIKE JAZZ
ジャズというだけあって、急にオサレな雰囲気に。
Strollin'を連想させるようなポップ・ナンバー。これ、80年代にシングルカットされていたら邦題は「愛のインプロビゼーション」で決まりですね。 そんなしょうもない感想しかないのが恐縮ですが。悪くないですよ、ライブで聴けばきっと。
- 77 BEVERLY PARK
これまたインスト曲。骨休み的に配置されており、曲調などから思わずアルバム「PARADE」あたりを連想してしまいました。天気の良い休日に聴きたい感じ。
ディープな出だしと打って変わって、爽やかにアコギで演奏されます。女性の囁き声とも泣き声とも思える微小な音がサンプリングされているのが絶妙。タイトルは住所でしょうか?ちょっとハイソ(死語)な感じを漂わせつつ。
- WALL OF BERLIN
これまたギターガンガンフィーチャーな曲。というか、今作品の多くが「ギターのための曲」のような気がします。歌パートは淡々としいて、個人的には少々退屈に感じます。この路線なら、もう少し抑揚をつけたほうが良かった気がするのです。もしくはいっそワンフレーズだけ歌って、あとはギターとか。
- $
このタイトルはダラーと読むのではなくマネー。Moneyを$と表記するのは、PARADE以来のプリンスの伝統。て、そんなことはどうでもいいんですが。イントロの変速ボイスでテンションが上がり、ダンサブルなリズムが打ち込まれている頃には体が動いていました。中身はオールドスタイル。好景気で浮かれるアメリカ人がダンスホールで腰をくねらせているシーンを想像しました。ズバリなタイトルが象徴するのはアイロニックなメッセージ。若干退屈ですが。
- DREAMER
ギターがキーワードの今作にあって、最も激しくフィーチャーされているのが今作。ボーカル・ワークもギターも非常にハードで、ジミヘンを彷彿とさせます。この手の曲は結構カバーに頼ることが多かったのですが、自前でも用意しといた、みたいな感じでしょうか。アルバム内に、このテンションの曲がもう1曲ぐらいあってもよかったかなーと思ったり。
因みにこの曲、現状で歌詞の内容知りたい度ナンバー1です。
- ...BACK 2 THE LOTUS
最後にまたインスト。
アルバムの冒頭に繋がる感じですね。あっさり終わるかと思いきや、最後も思う存分ギタープレイしまくっています。徹頭徹尾。
蓮から始まり、蓮で終わる。ここにプリンスの謎かけが含まれている気がします。それが何なのかは分かりませんが、そのうち分かるでしょう、多分。
- (THERE'll NEVER B) ANOTHER LIKE ME
(ちょっと恥ずかしさすら覚える)ベタなイントロに打ち込み。続くコーラスはまるで「CYBER SINGLE」のような肌触り。その辺の音が若干残念なのですが、曲自体は悪くないです。「オレみたいなのは他にいないよ」という不遜な態度がプリンスらしくて嬉しくなるところ。
- CHOCOLATE BOX
冒頭の曲に引き続き、打ち込み全開です。ラップではQ-Tipが参加しています。また、これのインスト・バージョンで「DISCOJERRYFISH」という曲も存在します。今更な電子音が目立つのは、本作のタイトルと無縁ではないでしょう。MPLSOUND、すなわち「ミネアポリス・サウンド」。本作はミネアポリス・サウンド創始者である自らへのオマージュなのではないでしょうか?(実際、このアルバムではホーンは一切使われていません)
- DANCE 4 ME
ベルサーチのショーでもチラッと流されていて、その時から気になっていた曲です。すぐにリリースされて良かったです。私の好みど真ん中!ちょっとレトロな感じも否めませんが、それがまた良い。個人的には80年代の蔵出し音源じゃないかなと睨んでおりますが、どうなんでしょう?
同じく打ち込み路線なのですが、冒頭の2曲に比べてこの曲は私がプリンスに求めるところを押さえてくれています。痒いところに手が届くってヤツです。変速ボイスもヨダレものです。ハ~レルヤ!
- U'RE GONNA C ME
「ONE NITE ALONE...」ではピアノ弾き語りで収録されていた曲の再録です。そちらのレビューにも書いていますが、とても美しい曲。こっそり作った曲をピアノで録音していて、リリース用に作り直したのがこちら、みたいな雰囲気です。個人的にはピアノの方が圧倒的に好きですが。
- HERE
なんかフニャフニャした不思議な音です。
何回聴いても印象に残りにくいので、レビューしづらい…。
- VALENTINA
女優のサルマ・ハエックの娘さんに向けた歌、のように見せかけて、その実はサルマ・ハエック狙いという下心ソング(Techinsightさんの情報です)。
曲自体は鬱々としていて、あまり好みではないです。
上記の文章ですが、ちありさん@続・ヒトツログからフォローいただいたので訂正しておきます。 「サルマ・ハエックは"TE AMO CORAZON"のPVも監督しているプリンスの友人であり、この曲はサルマへ向けた応援歌みたいなもの」とのこと。うーん、確かにそう言われれば。解釈が180度変わってしまいますね。気をつけます…。詳しくはコチラ。
- BETTER WITH TIME
きた!美しいファルセット・バラードです。
といっても、最近のはどうも印象薄いのが多いので残念なのですが。この曲も特に心にひっかかりませんでした。もはや、プリンスの声を堪能するためだけに聴くのです。
- OL' SCHOOL COMPANY
変速ボイス炸裂の変態系ナンバー。「3121」にも通じるダーク&ファンキーな感じでしょうか。比較的お気楽な曲が多かったこのアルバムにあって、この曲は非常に攻撃的。"MPLSOUND"、"VALENTINA"、"77 BEVERLY PARK"といったフレーズがチラホラ聞こえるところがニヤリとさせられます。
最後"Suckas!"というところがツボ過ぎ。
- NO MORE CANDY 4 U
腰を抜かしそうになるぐらい安っぽい電子音が鳴り響きます。
かなり早い曲で、新境地か?と思いきや。曲の骨子は明らかに往年のプリンスのそれと同じもの。「DIRTY MIND」~「CONTROVERSY」の頃に作られた曲を作り直したような気がするのですが、どうなんでしょう?最後にこのテンションの曲がくるのって、「PARTYUP」を連想しちゃいます。